chatGPTは、何を教えてくれるのか、何に使えるのか、何が便利になるのか、と多くの方が模索しています。
今回は、chatGPTにオススメの自作パソコン構成を聞いてみました。
また、精度はどうなのでしょうか?
どんな答えが返ってくるのか楽しみですね。
chatGPTとは
有名になったのでご存知の方ばかりと思いますが、軽く紹介します。
ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、アメリカのOpen AI社が展開している、人工知能(AI)を使ったチャットサービスです。
2022年11月にリリースされ、5日で100万ユーザー、2023年2月には1億ユーザーを突破しました。
基本無料で使えますが高度な機能と優先的なアクセス権や様々なサポートを提供している有料版(月額20ドル)のChatGPT Plusもあります。
chatGPTは英語のサイトなので注意が必要です。
質問内容&回答
質問内容はシンプルに「オススメのパソコン構成を教えて」にしたんですがこれでは価格を回答してくれませんでした。
なので「価格も教えて下さい」と追加で質問すると価格も教えてくれるようになります。
その後はAIが学習して価格を聞かなくても価格付きで回答してくれるようになりました。
今回は、モニター、キーボード、マウス、OSは構成から除外しています。
オススメ構成
まずは予算を設定せずオススメだけで聞いてみました。
CPU: AMD Ryzen 5 5600X または Intel Core i5-11600K
- AMD Ryzen 5 5600X: 約45,000円〜50,000円
- Intel Core i5-11600K: 約38,000円〜45,000円
メモリ: 16GB DDR4-3200
- 約10,000円〜15,000円
ストレージ: 500GB NVMe SSD
- 約8,000円〜12,000円
グラフィックスカード: NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
- 約70,000円〜90,000円
マザーボード: B550または Z590チップセット
- 約20,000円〜30,000円
電源: 650W以上の80+ Gold認証を取得したもの
- 約10,000円〜15,000円
ケース: ATXサイズに対応したもの
- 約5,000円〜15,000円
上記を合計すると、CPUやグラフィックスカードの価格によって大きく変動しますが、約16万円〜20万円程度で構成できると思われます。
ただし、地域や店舗によっては価格が異なるため、詳細は実際に購入する際に確認することをお勧めします。
まず、とにかく高くて良いものを提案するのではなく程よい価格帯のパソコン構成を提案してきたのに驚きました。
AIの中に程良いとする価格帯があるのでしょう。
CPUはAMDとintelの2種類を提案してくれています。
メモリ、ストレージ、マザーボード、電源、ケースに関しては詳細な商品の指定はありませんでした。
また地域や店舗によって価格が異なるなどの注意喚起もしてくれています。
提案された価格を合計するとAMD構成で168,000~227,000円、intel構成で161,000~222,000円でした。
10万円以下
予算10万円以下の構成を聞いてみました。
CPU: AMD Ryzen 5 3600 - 約20,000円
マザーボード: B450チップセット搭載マザーボード - 約10,000円
メモリ: 16GB (8GBx2) DDR4 RAM - 約8,000円
ストレージ: 500GB SATA SSD - 約5,000円
グラフィックスカード: NVIDIA GTX 1660 Super - 約30,000円
電源ユニット: 500W以上のブロンズ認証電源ユニット - 約5,000円
ケース: ATXサイズのケース - 約5,000円
これらのパーツを組み合わせることで、比較的予算内でバランスの良いパソコンを構築することができます。
ただし、この予算では一部パーツの性能や品質には制限があるため、高負荷のタスクや最新のゲームに対しては限定的な性能となる可能性があります。
予算に余裕がある場合は、各パーツをアップグレードすることを検討してください。また、価格や商品の選択には個別のショップやブランドのポリシーにも注意してください。
予算を指定するとCPUはAMDに限定されました。
これはAIがAMDの方がコスパが良いと考えているのかもしれませんね。
提案された価格を合計すると83,000円でした。
予算の10万円から大きく下回っていますね。
20万円以下
次は予算20万円以下の構成を聞いてみました。
CPU: AMD Ryzen 7 5800X - 約50,000円
マザーボード: B550チップセット搭載マザーボード - 約15,000円
メモリ: 16GB (8GBx2) DDR4 RAM - 約8,000円
ストレージ: 1TB NVMe M.2 SSD - 約12,000円
グラフィックスカード: NVIDIA RTX 3070 - 約80,000円
電源ユニット: 650W以上のゴールド認証電源ユニット - 約10,000円
ケース: ATXサイズのケース - 約5,000円
CPUクーラー: エアクーラーまたは水冷クーラー - 約5,000円〜20,000円(選択による)
この構成では、高性能なパーツを組み合わせています。AMD Ryzen 7 5800XとNVIDIA RTX 3070の組み合わせは、高い処理能力とゲームパフォーマンスを提供します。
また、大容量のNVMe M.2 SSDにより、高速なデータアクセスとストレージ能力を得ることができます。
クーラーやケースの選択は個人の好みや冷却効果によって異なるため、予算に応じた適切な選択を行ってください。
予算20万円以下からCPUクーラーも提案するようになりました。
これは今までの構成ではCPU購入時に付属しているCPUクーラーで十分だと判断していたか
または、CPUクーラーが付属していないCPUの情報まで考慮しているのでしょう。
ちなみに、提案されたRyzen 7 5800XにはCPUクーラーは付属していません。
高性能なCPUになればなるほど冷却性能が必要になるので安価なCPUクーラーは付属しなくなります。
提案された価格を合計すると185,000~200,000円でした。
こちらは予算通りの提案となりました。
30万円以下
最後に予算30万円以下の構成を聞いてみました。
CPU: AMD Ryzen 9 5900X - 約70,000円
マザーボード: X570チップセット搭載マザーボード - 約25,000円
メモリ: 32GB (16GBx2) DDR4 RAM - 約16,000円
ストレージ: 1TB NVMe M.2 SSD - 約12,000円
グラフィックスカード: NVIDIA RTX 3080 - 約120,000円
電源ユニット: 750W以上のゴールド認証電源ユニット - 約15,000円
ケース: ATXサイズのケース - 約5,000円
CPUクーラー: 高性能なエアクーラーや水冷クーラー - 約10,000円〜30,000円(選択による)
この構成では、AMD Ryzen 9 5900XとNVIDIA RTX 3080の組み合わせにより、優れた処理能力とゲームパフォーマンスを実現します。
32GBのメモリと大容量のNVMe M.2 SSDは、快適なマルチタスキングと高速なデータ処理を可能にします。
また、高負荷の動作に対応するために、750W以上の電源ユニットを選ぶことが重要です。クーラーやケースの選択においても、適切な冷却性能とデザインを考慮してください。
提案された価格を合計すると273,000~293,000円でした。
こちらもほぼ予算通りの提案となりました。
精度は高いのか
ここまで見てきて如何だったでしょうか。
今回に関しては存在しない商品を提案されることもなく、そのまま検討しても良いパソコン構成だと思います。
しかし、パソコンに詳しい方なら価格が高くないか、情報が少し古くないかと思った方もいるのではないでしょうか。
これに関しては、「これはいつの情報ですか」と聞くと下記のように答えてくれました。
私のトレーニングデータは2021年9月までの情報であり、その時点での市場状況や価格情報に基づいています。そのため、私の提供する情報は2021年9月までのものとなります。
トレーニングデータとはAIを教育し学習させるためのデータの集合体を指します。
これが2021年9月の情報なので価格が高かったり、情報が古かったりしたのです。
結論としては、提案するパソコン構成は良いがトレーニングデータの日付には十分注意して検討する必要があります。
また、間違った情報を提案してくることもありますので全てを鵜呑みにするのではなく、あくまで参考程度と考えるようにしましょう。
まとめ
今回の検証を通してAIの進化には驚かされました。
特に「価格も教えて下さい」と指定した次回からも価格付きで提案してくれるのは人と会話しているのに似ています。
難しい事は考えず遊び感覚で
みなさんもchatGPTに質問してみてはいかがでしょうか。